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一級建築士事務所登録通知

一級建築士事務所を開設しました


今日の夕方一級建築士事務所登録通知が届きました

1月15日に申請してほぼ一週間

1月21日付で登録が完了したらしいです


「起業をした」「事務所を開設した」「建築家になった(?)」みたいな

実感は今のところほぼないんですが

通知の紙を見るとちょっと背筋が伸びるような気がします


元々僕は建築からはほど遠い家系で産まれ育ってきました

建築の道に進もうと思ったのは高校3年のとき

小学校、中学校とまあまあ成績も優秀で順調だったんですが

高校では思いっきりはしゃいでしまって

進路に関しては担任の先生に「どこに行くところもない」と

母親を交えた3者面談でハッキリと断言されるレベルでした


そんな折に、新聞広告のマンションとか新築戸建の広告チラシをみて

ワクワクするような感覚があったので

とりあえずセンスも悪くなさそうだし

この道に進んでみよう、というノリで親を説得して専門学校に通いました

正直家計が苦しそうだったので、こちらこそ心苦しかったのですが

その時点では最善の選択と思い母親に何度か話をして説得したのを

覚えています


専門学校での2年間は、提出物や課題も多く人が変わったように

勉強にかじりついて、無事に地元の大手ホームセンターに

就職することができました

その時点では特に大きな目標などもなく、ただ普通の社会人の

仲間入りできればいいや、という程度でした


結局そのまま丸7年間勤め上げたのですが、26歳の頃に

身辺周りでいろんなこと(特に父親の病気)が起こり

このままでは母親と兄を含めた家族全員が滅亡してしまうという

危機を味わい、自分自身が変わるべく一級建築士取得を目指しました


そんな経緯なので、一級建築士を目指した動機も

自分自身のためであって、素敵な建築物を誰かに設計したいとか

そんなわかりやすい建築路線を歩んでこなかったので

少しばかり異色な一級建築士かもしれません


その後国立大学職員に転職したのち4年勤め退職

東京都内に住み始め、その後都内の空き家再生事業を行う

ベンチャー企業に入社しました


当時も東京に来たばかりで、まさか東京という土地で30歳を過ぎた

自分が通用するかどうか、みたいな可愛らしい悩みも抱えていたので

独立するんぞ夢にも思っていなかったのですが


結局その3年後脱サラを決意し独立開業することとなりました


脱サラ直後にはコロナが襲ってきたりして、若干ペースは緩みましたが

無事に事務所を開業できてホッとしています

そして通知が来たことによって身が引き締まりました


そんなこんなで、しばらくは確定申告の手続きを念頭に

コロナで大変な世の中を生き抜いていきたいと思います


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